韓国のある居酒屋のフランチャイズ看板が、日本による植民地時代の標語だった「内鮮一体」を連想させるという騒ぎに巻き込まれた。
あるオンラインコミュニティにはこのほど、「建大入口(コンデイプク)看板近況」という書き込みがあった。これはX(旧ツイッター)に書き込まれた掲示物をまとめたものだ。
あるX利用者は「建大にソウル市広津区(クァンジング)大阪洞ができた」という書き込みとともに、この地域に新しくできたフランチャイズ酒場の全景写真を添付した。
写真をみると、日本の雰囲気を演出する居酒屋が写っている。この中で一番目を引く部分は看板だ。大阪風の屋台を出す居酒屋らしく、最大の看板が大阪・道頓堀のトレードマークである戎橋のグリコの大看板を連想させる。
だが、これを見たあるX利用者は「内鮮一体ポスターのようで、本当に気分が不快だ」と指摘した。実際、かつて日本が出した内鮮一体の広報ポスターを見れば、似ているようにみえる。
内鮮一体は「内地と朝鮮が一体」という意味で、日本が植民地統治するために打ち出した政策であり、標語だ。
書き込みを見たネットユーザーたちは「国の体たらくを示している」「道路標識がなかったら日本だと思っただろう」「材料は日本産を使うのか」などの非難を浴びせた。
あるネットユーザーは「繁華街に行けば、すべて居酒屋、とんかつ、うどんなど、実は(韓国人が)日本のことを一番好きな民族ではないかと思う」と皮肉った。