沖縄県の玉城デニー知事は6日、県庁で中国の 呉江浩ウージャンハオ ・駐日大使と会談した。玉城氏は、7月に姉妹関係にある福建省などを訪問したことに触れ、「沖縄の地域外交を国と国の関係をサポートするものにしていきたい」と述べた。
呉大使は、福建省福州市での勤務経験がある 習近平シージンピン 国家主席が沖縄との関係に関心を寄せていることに言及した上で、「(両国は)いろいろと複雑な事情があるが、沖縄ならではの特別な役割を果たしていただきたい」と呼びかけた。
5日に呉大使と面会した赤嶺昇・県議会議長は、同県石垣市の尖閣諸島周辺海域での中国船の領海侵入などへの懸念を示す要望書を手渡したが、玉城氏は同様の要望はしなかった。
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