食用目的で犬を飼育して食肉処理することを禁止する法案が9日、韓国国会本会議で可決した。
この日午後に開かれた国会本会議では「犬の食用目的の飼育・屠殺・流通等の終息に関する特別法」が可決した。在席210人のうち208人が賛成、2人が棄権した。
この法案は食用を目的に犬を飼育・増殖したり食肉処理する行為、犬や犬を原料として料理・加工した食品を流通・販売する行為を禁止する内容を骨子とする。
犬を食肉処理すれば3年以下の懲役または3000万ウォン(約330万円)以下の罰金、飼育・増殖・流通すれば2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金となる。
ただ、飼育・食肉処理・流通などの禁止を違反する場合の罰則条項は法律の公布後3年が過ぎたの日から施行され、処罰に猶予期間を設けた。
法案には廃業・転業が避けられない業者が安定した経済活動を継続できるよう、合理的な範囲内で支援する内容も含まれた。
与野党はその間、犬の食用禁止法の処理を事実上党論として進めてきた。国民の力と政府は昨年11月の与党・政府協議を通じて特別法の制定を公式的に推進し、共に民主党も同月、議員総会でこの法案の処理を党論として採択した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏も昨年11月の英国国賓訪問当時、カミラ王妃に対し「韓国では犬の食用禁止立法努力が続いている」と伝えた。
金氏は同年12月にはオランダ国賓訪問の席で、アムステルダム動物保護財団の懇談会に出席し、「犬の食用禁止は尹大統領の約束」として法案処理を促した。
法案は8日に国会法制司法委員会を通過した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f06cd163d00d67a46c6f5969d32892c0befd2c2f
2:ななしさん
2023/11/27(月) 11:51配信