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1:ななしさん 2024/02/29(木) 16:30:31.97
コロナ禍以後、飛躍する日本映画…「新旧調和」の卓越さ
2024-02-29 13:40 ハンギョレ新聞

コロナ以後、韓国映画がごく少数のヒット作を除いて長いトンネルから抜け出せずにいる中で、長い間力を発揮できていなかった日本映画が伸びている。昨年カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞し、韓国でも50万人の観客を集めた是枝裕和監督の『怪物』、ベネチア国際映画祭で好評を博した濱口竜介監督の『悪は存在しない』など、国際的に注目される芸術映画が増えているうえ、大衆映画『ゴジラ‐1.0』は北米で興行1位を記録し、日本の実写映画の最高興行記録を破った。パク・チャヌク監督やポン・ジュノ監督の後に続く活躍がまだ見えない韓国映画界とは対照的だ。

21日に韓国で公開された『せかいのおきく』と、28日に公開される『こちらあみ子』は、韓国映画がかなり前に追い抜いたと思われていた日本の実写映画の底力をひと目で見ることができる作品だ。『せかいのおきく』は昨年、『怪物』や宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を抑え、日本映画専門誌「キネマ旬報」のベスト1位に選ばれた作品だ。監督デビュー35年目の阪本順治監督が演出した映画は、19世紀の江戸末期を背景とする白黒映画であるにもかかわらず、「人糞」という素材で生命の循環というテーマを扱い、現時代の課題である環境問題を洗練されたかたちで描き出す。また、黒木華、池松壮亮など注目される若い俳優たちが出演し、軽快でエネルギーあふれる青春映画としての面白さも備えている。没落した武家の娘であるおきくと、下肥買いとして働き蔑まれる2人の男が、世の中とぶつかりながらも自分の前に置かれた「世界」に向かって歩んでいく姿を描いたこの映画のテーマ意識、嘆声が出るようなラストシーンに、ベテラン監督の深さがにじみ出ている。

この作品はたった12回目の撮影で完成した。26日に来韓し、ソウル銅雀区(トンジャクク)のアートナインで韓国人記者らと会った阪本監督は、「白黒に時代劇という条件のため予算を得るのに苦労し、撮影が中断され、制作者の自費で撮影を再開した」と語った。日本で実写映画、特に芸術映画を作ることはいまも容易ではない環境だという話だ。阪本監督は「日本の映画界は長い間、大資本が投入された商業映画が頂点にあり、低予算の芸術映画が底を支えながら、ある程度の作品性と興行性のある映画が中間を満たすピラミッド構造を維持していたが、いつからか中間規模の映画がさっぱり消えた」と診断した。コロナ以後、韓国映画界が進んでいる両極化をいち早く経験したということだ。「ごく少数のメジャー映画以外には窮乏した独立映画だけが残った状況で、何でもやってみようという動きと映画をつくる人びとのこだわりが逆説的に最近の日本の映画界を豊かにしている。日本国内では関心を持たれなかったが国際的な注目を集めて逆輸入される作品や監督が増えている」とも語った。

昨年韓国で公開された『LOVE LIFE』の深田晃司、若い巨匠の仲間入りをした濱口竜介、2022年『ケイコ 目を澄ませて』で絶賛を受けた三宅唱といった監督が代表的な例だ。彼らは創作と共に日本の中で芸術映画を救うための「ミニシアター・エイド基金」運動や、韓国の映画振興委員会のような公的な創作支援機関の設立のための活動も行っている。昨年来韓した深田晃司監督は「映画が全体的に発展するためには、映画体験の多様性が生きていなければならない」と強調した。

28日に韓国で公開される『こちらあみ子』は昨年、文字通り彗星のように現われた新人の森井勇佑監督の長編デビュー作で、日本内外の主な映画祭と授賞式を席巻した。
是枝裕和監督の初期作である『誰も知らない』を彷彿とさせるこの映画は、普通の大人たちには理解しがたい行動をする幼いあみ子と、あみ子によって徐々に崩れていく家族を、冷ややかなほど冷静に、かつ粘り強く子どもの目線で描いた挑発的な作品だ。子どもの世界は純粋で愛らしいという大人の錯覚または期待を打ち砕きつつ、大人は「子どもという世界」をどれほど理解しているのかという問いが鋭く突き刺さる傑作だ。『こちらあみ子』を輸入したシュアピクチャーズのパク・サンベク代表は「最近、カンヌやベネチアなどで相米慎二監督の代表作を先を争って復元上映するなど、しばらく小康状態だった日本映画の過去と現在に注目する流れが増えている」とし「小津安二郎から相米慎二、是枝裕和まで続いた日本映画の正統性が若い監督につながり、革新的な作品が出てきている」と話した。

キム・ウンヒョン先任記者
https://japan.hani.co.kr/arti/culture/49295.html

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