
4/16(火) 11:12 文春オンライン
韓国で人気が高いドジャース
ドジャースは韓国人初のメジャーリーガーのパク・チャンホ選手をはじめ、これまで4人の韓国人選手が所属していたチームで、韓国ではMLBの球団の中で最も人気が高い。「KBO(韓国野球委員会)の11番目の球団」(※韓国プロ野球球団は10球団)というジョークまであるほどだ。
韓国人から熱狂的な支持を受けているドジャースが、「10年7億ドル」という巨額の契約金をもって大谷選手を迎える。そんな劇的なストーリーに、韓国メディアは大いに沸いた。
さらには、大谷選手の移籍後初の公式戦という晴れ舞台がソウルになるということで韓国での期待はさらに高まった。
ある韓国ネットメディアの記者は、次のように振り返る。
「2022年11月にもMLB事務局とKBOは『コリアシリーズ』というMLBワールドツアーのイベントを企画していたのですが、開催のわずか2週間前に中止になるという事態がありました。韓国で有名なメジャーリーガーがほとんど参加しないことに加え、チケット代が相場に比べてかなり高額だったために、前売り券がほとんど売れなかったのです。
今年のソウルシリーズは、韓国人メジャーリーガーのキム・ハソン選手が所属するサンディエゴと韓国人に最も人気の高いドジャースとのマッチアップに成功こそしたものの、『チケット代が高すぎるのではないか』『球場に空席ができたらどうしようか』という心配の声がKBO内部から聞こえていました」
風向きを変えたのが、大谷選手のドジャース移籍だった。
高額の観戦チケットが即完売に
ソウルで開催される野球の大会のチケット料金は通常1万ウォン~7万ウォンほど。一方、22年に企画されたコリアシリーズは6万ウォン~39万ウォンと、あまりにも高い金額だった。そのため、今回のソウルシリーズでも主催者側はチケット料金を直前まで悩んでいたという。
だが大谷選手のドジャース移籍が確定すると、安い席でも12万ウォン、最も高い席となると70万ウォン(日本円でおよそ7万8000円)でチケットの販売が始まった。破格の金額だが、前売り券は開始数分で売り切れ。チケットを求める人が続出するあまり、数百万ウォンを超える転売まで相次いでしまうほどの大興行を記録したのだ。
ソウルシリーズのために訪韓
2024年3月、ソウルシリーズのために韓国を訪れた大谷選手は、韓国の国旗である太極旗を自身のインスタグラムに投稿したり、韓国で流行した“指ハートポーズ”をするなどのサービス精神もみせ、ソウルシリーズをPRした。
「オオタニが韓国を特別に思っている」
さらに、2月29日の結婚発表後、真美子夫人の姿を初めて世間に公開した場がソウル行きのタイミングだったこともまた、韓国人の心をつかんだ。複数の韓国メディアが、「オオタニが韓国を特別に思っている」と報道した。
〈「12年ぶりに韓国を訪れたオオタニ 『韓国は一番好きな国の一つ』」(KBS9時ニュース 2024年3月16日)
「指ハートからハングル、太極旗まで オオタニの韓国への愛は本気だ」(スポーツ韓国 2024年3月16日)
「オオタニが韓国で妻を先に公開したことに日本人が嫉妬してる」(インサイト 2024年3月20日)〉
真美子夫人を連れ添って韓国に降り立った大谷選手は、韓国人をますます虜にしていった。その人気が加速していくさまを、韓国メディアは「大谷シンドローム」と呼んだ。
「妻の初お披露目が韓国なんて嬉しい」「超人的な精神力で活躍している」ソウルシリーズを終え大谷翔平(29)を見つめる“韓国人のホンネ” へ続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd7ec86897a31ff5d3bcec6c771851d6dde8392b
32:ななしさん