開くと10.2インチになる世界初の三つ折りスマホの価格は最廉価版で1万9999元(40万円)。それにもかかわらず、予約数は発表から1日足らずで500万台に迫る。今年は中国市場でアップルを抜いて首位に立つことも、現実味を帯びている。
新iPhoneの発表会は例年9月に行われ、新機能、カラーバリエーション、価格……と関連ニュースがこれでもかというほど放出される。だからほかのメーカーは通常、この時期を避けて新商品を発表する。
■iPhoneの新製品発表会にぶつける
ファーウェイは2019年、アメリカ政府の禁輸措置を受けて、スマホ生産に必要な半導体調達を封じられた。アンドロイドOSやグーグルのGMS(グーグル・モバイル・サービス)と呼ばれる検索や地図、メールなどのアプリも搭載できなくなり、日本をはじめ多くの国から、同社のスマホが消えた。
以降中国市場では細々と新機種を発表していたものの、量産化は厳しく、2019年に世界2位だったシェアは、2021年以降5位圏外に沈んだままだった。
ところが2023年8月末、ファーウェイは規制で作れないはずの5G対応スマホ「Mate 60 Pro」を突然発売し、アメリカを大いに動揺させた。
カナダの調査会社はファーウェイが自社開発したチップを搭載したと結論づけたが、ファーウェイは詳細を一切説明していない。
翌2024年4月には、規制前に人気だった「P」シリーズの後継「Pura 70」シリーズを発売した。こちらも上位機種は5G対応しているとみられる。
そのファーウェイが、iPhone 16と同じ日に発表会を開催し、オンラインでも配信した。
ポケットに入るPC
ファーウェイが10日に発表した「Mate XT」は世界で初めて量産化された3つ折りスマホだ。
折りたたんだ状態でも開いた状態でもアプリなどを利用でき、すべて開くと10.2インチのタブレットサイズになる。 以下略
https://toyokeizai.net/articles/-/826939?display=b
2:ななしさん