『朝鮮日報』のスクープですが、以下のように書いています。
(前略)
SKの事情に詳しい財界関係者は12日、
「グループ全体で200社以上の系列会社を減らす過程で、人員を含む高強度の構造調整が行われるだろう」とし、
「具体的な目標があるわけではないが、石油・化学など一部の系列会社では役員削減規模が20%に達する可能性がある」と話した。
石油精製と通信が事業の2本柱であるSKグループは、これまで素材・バッテリー事業を中心に大規模な投資を行ったが、電気自動車のキャズム(chasm-一時的な需要低迷)の影響で現在、生存の危機に直面している。
中核系列会社である『SKイノベーション』の場合、昨年末時点で負債が51兆ウォンに達するなど、グループ全体の財務負担が急激に大きくなった状態だ。
(後略)
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「[단독] SK, 인적 구조 조정 본격화… 일부 계열사 임원 20% 줄인다」
「これからは電気自動車だー!」というので車載用バッテリーに巨額投資を行ったのが大失敗だったといいうわけです。
負債が積み上がるばかりで利益を出せていません。(やがてIPOをかける腹づもりだった)バッテリー製造企業『SKオン』は完全にお荷物になっています。
リストラに突入したのは『SKグループ』だけではないのです。
韓国を代表する半導体企業『サムスン電子』も同じで、『Reuters(ロイター)』は、
「『サムスン電子』本社は全世界の子会社に、営業・マーケティングスタッフの約15%、管理スタッフは最大30%削減するよう指示した」と報じています。
合衆国、欧州、アジア、アフリカなど全地域に影響を及ぼし、年末まで行われる予定とのこと。
「半導体輸出が回復したー!」と喜んでいる一方で企業経営の方は、生存を賭けたスクランブル状態のご様子です。
(吉田ハンチング@dcp)
https://money1.jp/archives/134401