しかし、1万ウォン台ではそれでも高い。国貿地区の4つ星ホテルにあるコーヒーショップをお勧めしたい。ランチタイムには正装をした高所得の会社員が行列をつくる。スターバックスの半額の20元で麺料理が食べ放題になるからだ。国貿地区の賃貸マンションで暮らす上海出身の会社員は「北京の金融マンは年収が3年連続でダウンすると、ついにランチ費用を抑えるようになった」と話した。
より安価なランチもある。就職難で苦戦する大学生と低所得の会社員たちはスーパーへと向かう。飲食業界の「低価格競争」が本格化し、北京の大型スーパー「物美」の地下食堂では13元のバイキングが登場した。マクドナルド、KFC、バーガーキングは月・木・金曜日に2000ウォン台の半額セットを販売している。
北京の繁華街で2000ウォン未満の食事ができるはずがないと思うだろうが、黄色い服を着た人たちについて行けば話が変わってくる。三元橋のある高級オフィスビル地下1階のフードコートに行けば、隅にカーテンで仕切られたデリバリー専門店コーナーがある。そこにぎっしりと並ぶテーブルには黄色のユニホームを着たフードデリバリー「美餐外売」の配達員が集まり、たった9元で麺料理や皿にごはんにおかずをかけた簡単な食事を取っている。 回転率があまりにも高く、場所取りも大変だ。
しかし、テーブルと食器があればまだましだ。オフィスビル前のベンチでは、饅頭(マントウ・中国式蒸しパン)2個をビニール袋に入ったままかじっている地方出身の労働者(農民工)の姿がすぐに見つかる。わずか2元の昼食だ。 マントウを半分に分けてソースをつける余裕もない人たちだ。
北京では誰もが食事を抜かない。しかし、よく見ると、皆が望む食事ができているわけではないようだ。中国経済が昨年のコロナ規制解除以降も不動産市場低迷、地方政府の負債増大、就職難などで長い間停滞し、「もっと良い食事」をしようなどとは考えられないか、そもそもカネがないのだ。安い昼食を求めてさまよう人々のために、レストランは金持ちには中産階級並みの価格を、中産階級には低所得層並みの価格を設定する。「共同富裕(皆で豊かに暮らす)」どころか「たくさん食べられなくても満足しろ」というのが中国の新しいスローガンであるようだ。消費萎縮の悪循環の中で、中国人の暮らしはさらにみすぼらしくなっている。
北京=李伐飡(イ・ボルチャン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/09/09/2024090980028.html
2:ななしさん
日本 15位 (83ヶ国中)
韓国 38位 (83ヶ国中)
支那 59位 (83ヶ国中)
https://www.numbeo.com/quality-of-life/rankings_by_country.jsp
「韓国の生計費水準は日本の東京よりも高いのに、生活の質はかなり低い」。そんな韓国の厳しい現実が明らかになった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/89f880128028be7153c07bdc45d36608b95170e0