中国外務省は2日、習近平(シージンピン)国家主席が石破首相に首相就任の祝電を送り、「日本が中国と歩み寄り、建設的で安定した中日関係を築くことを望む」と呼びかけたと発表した。祝電は1日付。
習氏は祝電で「両国が平和共存、相互協力の道を歩むことは両国民の根本的利益に合致する」と強調した。李強(リーチャン)首相も1日、石破首相に祝電を送った。
中国国内では、首相が掲げるアジア版NATO(北大西洋条約機構)創設などの安全保障政策に対する警戒感はあるものの、習政権は昨年11月の日中首脳会談で再確認した双方の利益を追求する「戦略的互恵関係」の推進は継続する方針だ。当面は日本の出方を見極めつつ、対日外交を進めるとみられる。
米国のブリンケン国務長官も1日、首相就任に祝意を示す声明を発表した。「首相が日米同盟に関与していることに感謝し、両国間の永続的な協力関係を強化していくことを楽しみにしている」とした。声明では日米地位協定改定など首相の持論には触れず、「両国民と世界の利益のため、共通の優先事項を推進することを心待ちにしている」と強調した。
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