
報道によると、フィリピン児童性的虐待及び搾取防止国家調整センター(NCC-OSAEC-CSAEM)は先月11日、フィリピン北部のカガヤン・デ・オロ市で、韓国人の男を児童虐待・搾取および差別禁止法と人身売買防止違反容疑で逮捕したと発表したとのことだ。男は現在、カガヤン・デ・オロ市内の拘置所に収監されている。男は動画共有サイト「ユーチューブ」のチャンネルで「フィリピンの貧困児童のために学習教室を運営している」と称し、韓国の視聴者たちから支援金を募っていたという。
現地の捜査当局は、サイバーパトロール中に男のユーチューブ・チャンネルに未成年者が繰り返し登場していることを確認し、捜査に着手した。そして捜査の結果、男が14歳の少女と同居していることが明らかになった。この少女は最近出産しており、男が父親であることが確認された。同センター側は「これは児童搾取と虐待を示す明白な事例だ」と述べている。
フィリピンは2022年に性的関係の合意可能年齢を12歳から16歳に引き上げるなど、児童を対象とする性犯罪の処罰を強化してきた。北部ミンダナオ地域サイバー犯罪捜査隊(RACU-10)はインターネット・プラットフォームで発生する児童虐待と搾取犯罪の捜査を続けている。
あるメディアによると、昨年海外で罪を犯した韓国人は合計3255人だという。このうち77.4%の2519人がフィリピンをはじめとするアジア・太平洋地域で発生した事件の加害者だったことが集計で明らかになっている。
朝鮮日報日本語版 2025/07/05 11:15
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/07/05/2025070580013.html