「革命に勝利するまで戦う」
集会とデモは、過激派の中核派系とされる「国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動」「改憲・戦争阻止!大行進」などが開催を呼びかけた。
実質的な分裂状態にある中核派学生組織「全日本学生自治会総連合」(全学連)の渡辺祥英書記次長は集会で「労働者階級として、帝国主義という敵に対し、全世界から、芝公園に集まっている」と強調。「高市、トランプ(米大統領)を倒そう。米日の中国侵略戦争を阻止しよう」と訴え、「革命に勝利する日まで戦う」と連帯を呼びかけた。
多数の警察官が警備に当たる中、参加者は全国各地の労働組合の名称が書かれたのぼりや「高市倒せ」「中国侵略戦争阻止!」などのビラを手に、「大軍拡予算を粉砕するぞ」「中国への侵略戦争を阻止するぞ」と声を張って行進した。
洞口区議「日米同盟強化」を懸念
太鼓のリズムに合わせ「ストライキで戦争止めよう♪」「闘う組合蘇らせよう」「労働者が社会を変える♪」ともコールを上げる。
途中、右翼団体のメンバーらが道を挟んで「『日本と米国が中国侵略戦争している』とバカなことを言っている。どこで戦争しているのか教えてくれよ!」などとメガホンで叫び、機動隊員らが警戒を強めるなど騒然となった。
「改憲・戦争阻止!大行進」の洞口朋子杉並区議は、産経新聞の取材に、「高市さんは日米同盟をかつてなく密接な関係に強化し、主体的に軍事力を上げていく考えを示している。今まで以上に国家体制が軍事旋回する」と懸念の言葉を口にした。
デモの参加者は約1時間にわたって練り歩き、終点の日比谷公園(千代田区)に到着すると、それぞれの団体ごとに「団結してがんばろー」などと再び声を張って散会した。
https://www.sankei.com/article/20251104-XWLEMVLFJNFGTLRLVLD357DGVE/




















