
「やっと共生できる社会になってきたのに」。黄さんはそうつぶやき、深くため息をついた。
黄さんは、日本における外国籍公務員の歴史に大きな足跡を残してきた。
日本で生まれ育ち、18歳だった1974年の春、初の外国籍職員として尼崎市に就職した。その前年、同市や兵庫県川西市など阪神間の6市1町は全国で初めて職員の国籍要件をなくしていた。三重県が99年に撤廃する26年も前のことだ。
門戸が開かれたきっかけは、黄さんが在籍していた県立尼崎工業高に73年秋、ある企業から1本の電話がかかってきたことだったという。「被差別部落出身者と…
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https://mainichi.jp/articles/20260505/k00/00m/040/042000c
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