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まずはデータをチェックしてみよう。ニッセイ基礎研究所上席研究員の金明中氏が解説する。
「韓国統計庁によると、韓国国内における韓国人男性と日本人女性の結婚は、2022年には599件ありました。それが翌23年には840件、24年には1176件、そして昨年は1483件と、ここ3年で急増しているのが分かります」
参考のために付け加えれば、日本国内における同じ組み合わせの結婚件数はここ数年、500件台で落ち着いている。あくまで、異様に増えているのは“日本人女性が韓国へ行って韓国人男性と結婚する”というパターンなのである。
日韓専門の結婚相談所も脚光を浴びているという。東京・新大久保に事務所を構える結婚相談所「デイリエ」の洪大義代表が語る。
「昨年1月から今年1月までの1年間で、韓国人男性から2万件の申し込みがありました。ただ、国際結婚は慎重に進めた方がいいので、犯罪経歴証明書や健康診断書の提出、3回の面談など、こちらの要件をクリアした上で正式会員になってもらいます。現在男性会員は200人ほどです」
このうち7割が韓国在住だそう。
「申し込みの理由としては“日本が好き”“日本文化が好き”というのが一番多い。アニメやJ-POPで日本文化に親しみ、日韓カップルがSNSで幸せそうな投稿をしているのを見る機会もある。日本人女性と結婚するイメージが身近なのだと思います」(同)
最もお手頃なプランの場合、入会時初期費用は18万円。ほかに月会費が1万6500円かかる。
一方、日本人女性の会員は20人ほどだ。
「もともと韓国が好きでよく旅行に行く方や、韓流ドラマやK-POPが好きな方が大半です。昨年は10組、今年は現時点で6組が成婚しています」(同)
「日本の男性は、すぐに否定してきたり……」
では、日韓夫婦の当事者に“実践”の様子を振り返ってもらおう。
「私が韓国で物理の先生をしている夫と知り合ったのは語学学習アプリでした」
「彼は連絡がマメで、付き合ってる間は毎日電話していましたね。いつも“好きだよ”“愛してるよ”と言ってくれる。韓国では男性が女性の肩に腕を回したり、テーブル席で隣に座ったり、どこでもハグしたりと、愛情を率直に示してくれるんですよ」
2年前に40代同士で結婚した裕子さん(仮名)が後を継ぐ。
「私の場合、旦那とは、お互いに言いたいことを主張した上で、歩み寄れるんです。これまで交際した日本の男性は、すぐに否定してきたり、けんかしたら怒ったまま口を利いてくれなかったりすることが多かったですね。夫は交際を始めたばかりの頃から、うざいなと思うくらいメッセージを送ってきました。今でも週末にはデートをしています」
耳が痛い……なんて日本男児も少なくなさそうだ。さらに急所をつく指摘も。
「夫婦生活について、日本の男性は自分がしたいときだけ優しくしてくる人が多かった印象ですが、旦那は違います。女性の気持ちを優先して、自分がやりたいかどうかよりも、相手の気分や状態を気にかけてくれるんです」(同)
もちろん、金銭面でも手抜かりはない。
「交際中は、月に1回は韓国へ行っていました。夫は実家暮らしだったので、滞在中、初めはホテルに泊まっていましたが、アパートの方が安いというので、途中からはアパートを借りました。渡航費用、ホテルやアパート代は全部、彼が持ってくれた」(美和さん)
物心両面にわたり、これほどケアできるのであれば、さぞ韓国人女性からもモテモテなはずだが、
「韓国人同士が結婚する場合、女性の家族の発言力が非常に強い。また結婚の際には、男性が家を、女性が生活用品を用意するという文化があります」
とは、先の金明中氏。
「つまり、女性やその家族からすると“家も用意できない男とは結婚させられない”と考える人も少なくない。これは韓国人女性と結婚するのに高いハードルになっています。例えば、ソウル市内のマンションの平均価格は1億4000万円。借りるにしても、数千万円の保証金が必要になり、結婚資金としてそれくらい用意しなくてはならないのです」(同)
それだけではない。
「韓国の女性は“上昇婚”、つまり今よりもステータスが上がるような結婚を目指す傾向が強い。しかし、大学進学率は今や女性の方が高く、女性の社会進出は目覚ましい。格差が広がる韓国で、こうした女性たちの結婚対象とならない男性は増えているはずです」(同)
それなら外国人女性を、ということなのだろう。
「とりわけ、日本人女性は昔から“やまとなでしこ”のような優しいイメージがあります。韓国人男性にとっては魅力的でしょう」(同)
“長い間、韓国に住んでいる日本人女性はやめておけ”
ソウル出身のジャーナリスト・金敬哲氏は、かつて日韓カップルの取材をしたことがあるという。
「日本の有名大学の大学院に通っていた女性が、学会に参加するためソウルを訪れた際、かばん店の店員に一目ぼれして結婚したケースがありました。また、メガバンクの幹部を父に持つ女性が、日本語学校に通う韓国人留学生と出会い、親の猛反対を押し切って韓国に渡ったケースもあった。どちらも、韓国の女性では考えにくいですね。昔から日本の女性は、相手の経済力ではなく、愛を優先する傾向がありました」(金氏)
日韓事情に詳しいライターの安宿緑氏は、
「韓国人男性の間でよく言われるのは“長い間、韓国に住んでいる日本人女性はやめておけ”。言いたいことをはっきり言うなど韓国ナイズされて、日本人の良さがなくなっているから、というわけです。実際には、言語がおぼつかないので正確なニュアンスが伝わりにくく、お互いに“補整”されて良く見えている部分もあるのだと思います」
ちなみに、20年ほど前には本邦で6000件を誇った日本人男性と韓国人女性の婚姻数は、今やおよそ1000件。懐具合を思えば至極当然である。
「週刊新潮」2026年5月28日号 掲載
5/30(土) 5:56 デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7dae78183ac9b3255784aeb2dcb0250cc6c2912
とっても気持ち悪い案件














